
和牛には格付けという物がありまして、色んな方面(肉色や脂肪の色、霜降り具合などなど)からそのお肉を採点していき、最終的にランク分けされているのですが、これは屠殺(とさつ)されてから枝肉の状態の時に行われているのです。もちろんですよね!肉色や歩留まりなどは生きている状態では、はっきりと分かりませんからね!
ところが、少し前の新聞に 『霜降り和牛、生きたまま判別』と見出しがあり、びっくりさせられました。
それによると、MRIの断層画像で生きている牛のおいしさを予測できるとの事でした。
本来牛肉の美味しさを左右するものは『不飽和脂肪酸』と呼ばれる良質の脂の量などで決まってくるのですが(この脂は24℃で溶け出すと言われ良い牛肉が口の中でトロケルのはこの不飽和脂肪酸の働きなのです。ですから不飽和脂肪酸の多い良質の牛肉は食べても胃がもたれないですよね) で、その『不飽和脂肪酸』の量もMRIのデータの解析で確認出来るとの事ですから、なおさら驚きです!
おそらくまだ実験段階でしょうけども その内、MRIの断層画像付き牛肉ってのが出回るかも知れませんね^^
それにしても、生きたままの牛を丸ごと撮影出来る機械を作るのも設置するのも大変だろうな~。